心臓は収縮したり拡張したりして、ポンプのように血液を血管の中へ送り出す役割をしています。この心臓の収縮したり拡張したりする時に、血液が流れる時に血管の壁に与える圧力が血圧です。心臓が収縮して大きく圧力がかかった値を最高血圧(上の血圧)、小さな圧力の値を最低血圧(下の血圧)と言います。この二つの値が正常値よりも慢性的に高い状態を高血圧、逆に低い状態を低血圧と言います。慢性的にとは、血圧は時間や体調や環境によって変化するので、継続的に同じような条件で測定する必要があります。(最高血圧/最低血圧 最高139mmHg/最低89mmHg この数値以上の方が一般的に高血圧と考えられます)
高血圧症には大きくわけて二通りの種類があります。多くは血圧が上昇する原因が見あたらない、または遺伝子要素や日常生活の不摂生以外の原因の本能性高血圧症と、何かの病気や原因がわかっている二次性高血圧症あるいは症候性高血圧症と言います。二次性高血圧症には、腎臓の機能が低下して塩分や水分の排泄機能が劣っていることから起こるものや、甲状腺機能の低下やホルモンバランスの崩れから起きるものなどがあります。
一般的に血圧は年齢と共に上昇する人が多く、中年以降に高血圧症になる人が増えてきます。また高血圧症と言われる人には、糖尿病、高脂血症等の成人病を伴いやすい人が多いです。
血管壁を血流が強く押しつづける事は、血管の柔らかさが失われて硬くなり(動脈硬化)、そのまま高い圧力がかかり続けると血管が亀裂や破裂することになります。またひずみが出来てその間に中性脂肪やコレステロールが溜まりやすく、血流がスムーズに流れなくなり、ますます血圧が上がったり、血が溜まったりすることになります。
高血圧症の方はめまい、肩こり、頭痛・頭重などを訴える事がありますが、通常上がりすぎないとそのような状態が現れにくいので普段から血圧計を使って測定するなど気を付ける必要があります。